インドネシアのことわざ第1弾
インドネシアのことわざは、実は日本のことわざに似ていることを知っていましたか?日本と似ている表現から、想像もつかなかったような表現など、ことわざを通してインドネシアの考え方を知ることができます。今回は、インドネシアで有名なことわざをご紹介していきたいと思います。
Contents
牛乳をトバの毒で返す
Air susu dibalas dengan air tuba.(牛乳をトバの毒で返す)
【日本のことわざ】恩を仇で返す
身に受けた恩に感謝するどころか、かえって害を加えること。トバは毒のある植物で、日本でもこの毒をすりつぶして川に流し、死んだ魚を取る漁が行われていました。
猫と犬のような仲
Bagaikan kucing dan anjing.(猫と犬のような仲)
【日本のことわざ】犬猿の仲
犬と猫が一緒にいると不仲になるという意味です。イスラム教徒では犬は不浄の存在とされているので、インドネシアでは猫派が多いそうです。
落ちた後にはしごの下敷きになる
Sudah jatuh tertimpa tangga.(落ちた後にはしごの下敷きになる)
【日本のことわざ】泣きっ面に蜂
はしごから落ちるだけでも災難なのに、登っていたはしごの下敷きになって不幸や災難が重なることのたとえ。
サトイモの葉っぱの上の水のようだ
Bagai air di daun talas.(サトイモの葉っぱの上の水のようだ)
【日本のことわざ】優柔不断
サトイモの葉っぱの上は安定せず、水がとどまらない。いつまでも迷ってばかりいることを意味します。
落ちてきたドリアンを拾う
Bagai mendapat durian runtuh.(落ちてきたドリアンを拾う)
【日本のことわざ】棚からぼたもち
思ってもみなかったものを偶然手に入れることのたとえ。ドリアンを手に入れたのはラッキーだということ。
どの地面が雨に濡らされないのか
Bumi mana yang tak kena hujan.(どの地面が雨に濡らされないのか)
熱帯地域ならではのことわざで、どの地面もいつか雨が降れば濡れることになる。人間も同様に、過ちを起こす生き物のため、許し合うことが大切という意味をもっています。
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