インドネシアの定番ローカルフード!揚げ春巻き「ルンピア」
インドネシア料理の「ルンピア」という食べ物を知っていますか?これはインドネシアの春巻きのことで、中国の福建料理で春巻きのことを「ルンピア」というのが語源になっています。定番のインドネシア料理でナシゴレンは“炒飯”、ミーゴレンは“焼きそば”と呼ばれているように、中華料理の影響を大きく受けているインドネシア料理にはルンピア「春巻き」が存在します。インドネシアの春巻きはどんな特徴があるのでしょうか。
パリパリ食感が最高!いろいろな味付けが楽しめるルンピア
インドネシアではルンピアは一般的に「バリ風揚げ春巻」と呼ばれ、ワルン(食堂)や道端の屋台、レストランなどで売られています。基本的な具材はタケノコや野菜で、春雨が入っているものもあり、地域や販売しているお店、家庭によってレシピはさまざま。バリ島らしくピリ辛のスパイスがきいているものが多いのが特徴です。通常はチャベというトウガラシと一緒に食べることが多く、辛味が強くご飯との相性が抜群。ほかにもバリ島らしさのある甘味のあるピーナッツソースをかけて食べることもありますが、青トウガラシは欠かせないようです。インドネシア人にとっては家庭料理でもよく作られているため身近な料理のひとつなのです。
インドネシア人に欠かせないローカルフード
中には揚げない「生ルンピア」もあり、具材と同様にスタイルもさまざまで、日本の春巻きとは全く異なるその食感と味に初めて食べると驚くかもしれません。ルンピアはインドネシア人にとっておやつ的な存在となり、道端で販売しているルンピアは、1~2本入りでローカル価格だと20円〜30円ほど。いつでもどこでもすぐに食べられるローカルフードで、現地ではとてもポピュラーな食べ物として親しまれています。「ルンピアを食べてみたいけど、屋台は衛生面が気になる」という方は、観光客向けの街の中心のワルンを選びましょう。お店によって具材や味付けが異なるので、いろいろな場所で食べ比べをするのもおすすめです。