インドネシアのグルメコーヒー、アラビカ種の最高峰「トラジャコーヒー」
コーヒーベルトと呼ばれる緯度が±25度以内の地域は、世界でも有名なコーヒーの産地です。世界第4位のコーヒー生産量と輸出量を誇り、赤道直下でコーヒーベルト区域に含まれるインドネシアは、まさにコーヒー大国。数あるコーヒーの種類のなかでも特に人気のコーヒーが「トラジャコーヒー」です。
トラジャコーヒーってどんなコーヒー?
トラジャコーヒーは、インドネシア・トラジャ地方で栽培されている「トラジャアラビカ」と呼ばれるアラビカ種の中でも最高峰を誇るコーヒー。17世紀末にインドネシアのコーヒー栽培が始まり、オランダ王室で御用達のコーヒーとして知られています。トラジャコーヒーはインドネシアのスラウェシ島の中部の標高1200mの山岳地帯で栽培されています。赤道直下で日中は強い日差しが降り注ぎ、昼夜の温度差が15度以上と厳しい環境なものの、気温・雨量・地質などのこのような条件がアラビカ種の栽培にとても適した理想的な土地となっています。
トラジャコーヒーの魅力は“優しい苦味”と豊かな甘みが特徴
トラジャコーヒーの魅力は、なんといってもその苦み。優しい苦味と芳醇な香り、そしてフルーティな甘みが特徴のコーヒーです。クリームのようななめらかさや、力強いコクのあるコーヒーの味が口中に広がります。力強いコーヒー豆のため、中煎り~深煎りで美味しく頂けますが、深煎りすることでより芳醇な香りが楽しめ、ブラックコーヒーが苦手な人でも味わい深いトラジャコーヒーの魅力が分かるはず。日本人も好き嫌いが分かれない味です。
クリームとの相性も良いので、ミルクやクリームを入れて飲んでもOK。フィルターを使ってドリップしたり、細かい粉末状にしたりと飲み方はお好みで。「バリコピ」と呼ばれるインドネシア・バリ島に伝わる伝統的な飲み方で飲まれることもあります。粉に直接お湯を注ぎ、3分ほど置いて粉がカップの底に沈むのを待ってから上澄みを飲みます。好みでお湯を注ぐ前に砂糖を加えても美味しく頂けます。
インドネシアを応援するためにも、オンラインショップなどを利用してトラジャコーヒーを一度味わってみてくださいね。