インドネシア国旗の由来とは?
その国の歴史や未来への思いを知ることができる国旗。インドネシアの国旗は上に赤、下に白を配した横二色旗。この色や配置にはどんな由来があるのでしょうか?今回は、インドネシア国旗の由来についてお話していきたいと思います。
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赤と白はインドネシアの伝統色
赤を上、白を下に配したそのデザインは、赤は「自由」と「勇気」白は「正義と純潔」を表しています。インドネシアの国旗は“高貴な紅白旗”、“高貴な二色旗”とも呼ばれており、この赤と白の色は13世紀末のジャワ島に成立したマジャバヒト朝のシンボルカラーと言われる伝統色です。16世紀のマジャパヒト朝では祝日に紅白旗を挙げる習慣があったとされ、独立宣言をした1945年に制定されました。同時に赤と白は「太陽」と「月」を表しているとも言われていました。
インドネシア国旗を表す言葉
Sang Saka Merah Putih.(サン サカ メラ プティ)
・Sang (その)
・Saka(家宝)
・Merah(赤、紅)
・Putih(白)
・Saka(家宝)
・Merah(赤、紅)
・Putih(白)
インドネシアの国旗には「Sang Saka Merah Putih(サン サカ メラ プティ)」という言葉があります。インドネシア人のスポーツ選手は試合前の意気込みで「Sang Merah Putih(紅白)」という言葉を使ったり、国章に描かれている神鳥・ガルーダを用いて「ガルーダを胸に戦います!」と宣誓することがあります。
国旗のデザインが同じ国がある
インドネシアの国旗は偶然にもモナコ(フランス南東端にあり地中海に面する小さな国)の国旗と同じデザイン。しかし、二つの国旗の縦と横の比率はインドネシアは2:3、モナコは4:5となっています。ちなみにポーランドの国旗は上が白、下が赤と色の配置が逆のデザインです。
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